子どもの熱が急に出た時、冷やしてあげた方がいいのか、おでこに冷却シートを貼ってあげた方がいいんじゃないかと悩まれる方もいらっしゃると思います。
この記事では、子どもの熱が出た時、おでこに貼る冷却シートは必要なのかについてお伝えします。
おでこの冷却シートってどんなの?
おでこの冷却シート、つまり、商品名でいうと「冷えピタ」や「熱さまシート」などがイメージしやすいと思います。

お母さん・お父さんご自身も子どもの頃、熱が出た時に貼ってもらった記憶がある方もいらっしゃるかもしれません。
ご自身の経験も含めて、「熱=おでこの冷却シート」と思っておられる方も多いかと思います。
おでこの冷却シートに身体を冷やす効果はほとんどない
実は、おでこの冷却シートを貼ることで、身体を冷やす効果はほとんどありません。
ですので、熱が出たからと言って、急いでおでこの冷却シートを貼る必要はありません。
小さいお子さんの場合は特に、目に入ったり、口をふさいでしまう危険性があるので、おすすめしません。
身体を冷やして熱を少しでも下げてあげたい場合は、首や太ももの付け根など、大きな血管がある場所を冷やしてあげるほうが効果的です。
熱が出て辛い時の対処法についてはこちらで詳しくお伝えしています↓
おでこの冷却シートはどんな時に使うの?
おでこの冷却シートは、シート中の水分が蒸発することで(気化熱)、貼っている部分の皮膚の温度を少し下げてくれます。また、スーッとするような成分がシートに含まれているものもあります。
ですので、小学生以上のお子さんで、熱が高くて頭がボーっとしたり、頭痛がする場合に、おでこに冷却シートを貼ることで、少しすっきりしたり、リラックス効果が期待できるでしょう。
おでこの冷却シートは、必要な時に上手に使って、子どもの風邪を乗り切ってあげましょう。