子どもが風邪を引いた時、寒いと言っていたり、体が震えていて、これから熱が上がりそう…
でも、そんな時「どうしたらいいの？温める？熱を下げる？」と対処を迷われるお母さん・お父さんもいらっしゃるかと思います。
この記事では、子どもの熱の上り始めに、子どもが寒がったり震えているときの対処法についてお伝えします。
熱が上がる時なんで体が震えるの？
熱が出るのは、風邪などのウイルスと身体が戦っている証拠です。
身体が震えるのは、身体が熱を上げようとするときに、筋肉を震わせることで熱を作り出そうとしているからなのです。医療用語でいうと「悪寒戦慄（シバリング）」と言います。
ですので、子どもが寒いと言ったり、体が震えていることは、決しておかしいことではありません。
身体が震えているときの対処
身体が震えているとき、熱が上がりそうと感じると高い熱が出ないように何とかしてあげたいと思われる方もいるかもしれません。
でも、ここで解熱剤を使って熱を下げようとすることは、身体が風邪などのウイルスと戦おうとすることを止めてしまうようなもの。
身体が熱を作り出せるように手伝ってあげることが、子どもの身体が風邪などのウイルスと戦うことを補助してあげることに繋がります。
以下のように対処してあげてください。
・服を１枚多く着せる
・布団や毛布をかける・増やす
・部屋を温める
・手足が冷たい場合は湯たんぽなどで温める
いつまで温めるの？
熱が上がりきった時は、ずっと温め続ける必要はありません。
熱くしすぎると、熱で奪われがちな体力を、必要以上に奪ってしまうことに繋がるかもしれません。
体の震えが収まり、手足も温かくなってきたら、寒くなった時に増やした服や布団を元に戻してあげてください。
身体は熱くなったけど、手足だけがまだ冷たい場合は、手足だけ温めてあげてもいいでしょう。
熱が上がりきって、今度は身体がほてって辛いときの対処法については、こちら↓の記事でご紹介しています
