子どもの熱が出た時、お母さん・お父さんは心配になりますね。
何の熱だろう?早く病院に受診しなくちゃと思われる方も多いと思います。
でも、熱が出たタイミングによっては、病院が開いていない時間帯だったり、病院の受付が終わっている時間だったりということもあるかもしれません。
そんな時、早く受診しないといけない目安が分かっていると、少し安心できますよね。
この記事では、熱が出た時に早く受診しないといけない目安をお伝えします。
熱が出た!何の熱?
子どもの熱が出た時、多くの場合はいわゆる”風邪”によって発熱していることが多いでしょう。
風邪というのは、何らかのウイルスが体に悪さをすることで発症します。風邪といっても、ウイルスの種類は本当にたくさんいるので、断定することは実は簡単ではありません。
特に発熱したての場合、発熱以外の症状がまだ出てきていないこともあります。
発熱してからあまり時間が経っていない状態で受診した場合、医師も今の段階では”風邪”という判断しかできないということも多くあります。
親心として、何で熱が出たのかと心配にはなりますが、熱が出た場合、まずは他に症状がないか、その症状はどれくらいなのか、と考えてみることが大切です。
発熱以外の症状とは
風邪の症状で、発熱以外でイメージしやすい症状は、
鼻水、鼻詰まり、咳、痰、のどの痛みが分かりやすいかと思います。
また、年齢によっては、頭痛や関節痛なども訴えることがあるでしょう。
胃腸風邪の場合は、胃腸症状、つまり、吐き気や嘔吐(吐くこと)、腹痛、下痢のいずれかの症状があり、発熱を伴う場合があります。
その他、ウイルスの種類によっては、体のどこかにブツブツ(発疹)が出たりすることもあります。
風邪だからといって、これらの症状がすべて出るわけではありません。また、同じタイミングで症状が出るとも限りません。発熱し始めて、数日後に咳がどんどんひどくなることもあります。
さらに、中耳炎や尿路感染など、風邪ではない理由で発熱していることも時々あります。
発熱のタイミングで、何か強い症状がある場合は、早めに受診した方がいいでしょう。
発熱したときに早めに受診した方がいい症状
風邪症状として、例えば
・日常生活に支障があるくらいの咳が出る
・何度も嘔吐を繰り返し、水分が全く飲めない など
上記のような、普段の生活を送る事が難しいくらいに、急に強い症状が出てきた場合は、早めに受診をおすすめします。
また、その他、
・生後3か月未満の赤ちゃん
・医師から特別な注意が必要な病気などがあるといわれている
・ぐったりしていて、反応が乏しい など
このような場合も、早めに受診した方がいいでしょう。
受診のタイミングに迷った場合や、判断が難しい場合は、かかりつけ医に問い合わせしてみるといいでしょう。
また、休日や夜間に対応に迷った場合には、「子ども医療電話相談」を活用してみてください。
「子ども医療電話相談」とは、厚生労働省が設置しているもので、「#8000」に電話をすると、小児科医師・看護師が相談に乗ってくれます。
都道府県によって、対応の時間帯が違うので確認してから電話をしてみてください。