子どもが吐いた時はどうしたらいい?おう吐物の処理の方法

ホームケア

子どもが吐いた時、たいていは急に吐いてしまうことが多く、どう対処したらいいのか、どう処理をしたらいいのか、迷われるお母さん・お父さんも多いと思います。

子どもが吐いてしまった場合、もし胃腸炎(胃腸風邪)だった時には、適切に処理をしないと他の家族にも感染を広げてしまうリスクが高くなります

この記事では、他の家族に感染を広げないよう、子どもが吐いてしまった時の処理についてお伝えします。

子どもが吐いた!原因は何?

子ども 吐いた

子どもが吐いた時、疑われるものとしては、ウイルスや細菌に感染したことによる胃腸炎(胃腸風邪)が最も多いです。

胃腸炎でなくても、熱のしんどさで吐いてしまうことや、咳き込み過ぎて吐いてしまうこともよくあります。

その他、頭のケガや髄膜炎、腸閉塞などが原因で起こることもあります。

ウイルスの感染によって吐いた場合は、おう吐物にウイルスが多く存在します。

吐物を適切に処理しないと、感染を周囲に広げてしまうリスクが高くなります

子どもが吐いた場合のおう吐物の処理の方法

おう吐した場合は、おう吐物に直接触れないように注意しながら、以下の手順ですばやく処理をしましょう。

〈準備物〉

・手袋とマスク(できれば使い捨て)

・二重にした大きめのビニール袋

・使い古した布、ペーパータオルや新聞紙など

・消毒液(薄めた塩素系漂白剤)

おう吐の処理の方法 消毒液の作り方

普段からおう吐したときの処理セット(空のペットボトル、布多め、手袋、マスク)を作っておくと、素早く対応できるでしょう

〈処理の仕方〉

  1. 手袋とマスクを付けます。
  2. おう吐物をペーパータオルや使い古した布、または新聞紙で覆い、上から0.1%の消毒液をかけ、中央に集めるようにして拭き取ります。
  3. 拭き取ったものは、二重にしたビニール袋に入れます。中の空気を抜こうとすると、ウイルスが袋の口から飛び散る可能性があるので、注意しましょう。
  4. 作成した0.02%の消毒液に使い古した布を浸し、おう吐した場所をきれいに拭き取ります。(ラグなどを拭く場合は、消毒液で脱色する可能性があります。)
  5. 拭き取った布や手袋・マスクもビニール袋に入れて、密閉して一緒に捨てます。
  6. 処理をしたあとは、液体せっけんで手をしっかり洗います。汚れた服は0.02%の消毒液に30~60分つけてから洗濯します。(塩素系漂白剤は脱色の恐れがあるため、熱湯につけ高温で乾燥することでも殺菌できます。)
  7. 可能であれば部屋の換気を行いましょう。

ウイルスの殺菌は、アルコール消毒が有効ですが、ウイルス性の胃腸炎の場合、アルコールで消毒しても殺菌できないことがあるので注意しましょう

適切に、できるだけ素早く、おう吐物を処理して、周囲に感染を広げないようにしたいですね。

胃腸炎(胃腸風邪)の時の対応や、水分補給については、以下の記事を参考にしてください

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